胃カメラ検査

当院での胃カメラ検査

細径のカメラを使った経鼻からの胃カメラ
鎮静剤を使った経口からの胃カメラ
鎮静剤を使わずに経口胃カメラ

経鼻胃カメラ検査

検査前日（検査前日の注意事項）

夕食は午後10時までには済ませておく。便秘症のかたは軽めに。
水・お茶の補給はかまいません。
常用薬の内服はしておいてください。

検査当日

高血圧の薬などは朝7時までに服用してください。絶食になるので糖尿病の薬は中止となります。
水分・お茶は、口喝がない程度に来院までに補給してください。
朝の8時45分までにはお越しください。

検査室での検査の流れ
１、胃内の泡を消す液体を飲みます。
２、鼻の通りを良くする薬（血管収縮剤）を　通気のいい鼻腔に噴霧します。
３、局所麻酔薬ゼリーをゆっくり注入します。
４、麻酔薬を塗布した柔らかいスティックを挿入します。
５、準備完了。
※検査開始直前に局所麻酔薬スプレー（アルコール含有のため、アルコール過敏の方には使用しません）で、のどの麻酔を追加する場合があります。

検査中
検査（胃カメラが入っている時間）は、およそ7分くらいです。
病変があり詳細な観察を要する時、組織検査が必要な時は少し長くかかります。
経鼻・経口に限らず、力を抜くことが大事です。
ポイントは肩と舌の力を抜くことです（実際には肩の力を抜くのは難しいようですが）。
検査が始まったら、咳や咳払い、つばをできるだけ飲み込まないようにします。
咳が出そうになった時は、ゆっくり深呼吸をすると我慢しやすいこともあります。

検査後( 検査結果説明)
当日、検査終了後、診察室で撮影した画像を見ながら検査結果説明いたします。
朝の9時半ころにはご帰宅は可能です。
組織検査を行った場合には、結果の判明する10 日後以降に再診いただきます。
検査当日の食事開始時間や注意点については、検査終了後に説明させていただきます。

鎮静剤を使用しての検査について

鎮静剤を使って意識のレベルを少し下げてウトウトするような状態にし、緊張を緩和し、苦痛の自覚を減らします。
それでも、恐怖感や緊張が強くて苦手という患者さんもいらっしゃいます。
ご年齢や基礎疾患、授乳中などの理由で使用出来ない場合もありますので、
鎮静剤を使用しての検査ご希望の方は、事前の診察時などに医師にご相談ください。

鎮静剤を使った検査後、30分以上は安静にしていただきますので、ご帰宅は10時以降にあることもあります。

通常の鎮静剤を使用しない場合

ご高齢の方でリスクの高い場合
鎮静効果がみられない方

ご相談のうえで検査を中止するか、検査を進めさせていただくことがあります。

胃カメラ検査費用（健康保険で3割負担の方）

胃内視鏡(検査のみ)	約5,000円
組織検査(1～2臓器)	約4,000円～6,000円
合計	約10,000円～14,000円

心窩部痛・背部痛の精査として受診された場合、胃カメラ検査、腹部超音波検査、血液検査など施行し、当日に治療薬の処方などすることもあります。
通常は、事前の診察後に検査を予約させていただきます。
どうしても初診でカメラ検査をご希望される方は、あらかじめ当院に電話でご連絡ください。

内視鏡検査を受ける間隔

自覚症状のある方は逐次、検査を受けるように心掛けてください。
ヘリコバクタピロリ菌の除菌は、胃がんや潰瘍の再発のリスクが下がることが言われておりますが、除菌治療後とはいえ、発がんのリスクはないとはいえません。
定期的に胃カメラ検査を受けられることをお勧めします⇒除菌後、1年1回の検査をお勧めします。